スーツの歴史と種類について

諸説ありますが、スーツの起源は15~16世紀のヨーロッパで着られていたフロックコートだと言われ、農民や軍人が着ていたものです。18~19世紀になり、歩きやすいよう前裾をカットしたモーニングコートや乗馬用に前裾を無くしたテールコートがイギリスで生まれ、テールコートは今でも燕尾服として受け継がれています。現在のスーツの原型が生まれたのは19世紀のイギリスで、屋内でくつろげるようにコートの裾をカットしたものでした。その後アメリカのビジネスマンや学生が好んで着るようになり、世界的に広がっていきました。

ちなみに日本ではスーツのことを背広と言いますが、これはロンドンにある仕立屋が多く集まる通り「SavilleRow」が語源だとも言われています。一口にスーツと言っても多くの種類があり、使い方が決まっているものもあります。シングルとダブルはボタンの数の違いですが、ビジネス用にはシングルが好まれます。ベストがセットになっているかどうかでスリーピースとツーピースに分かれ、スリーピースは三つ揃えとも呼ばれます。

ボタンの数でも分けられ今は2つボタンが主流ですが、段返り3つボタンであれば2つボタンと見た目は変わりません。通常の3つボタンは上と真ん中のボタンを閉じるのが正しく、段返り3つボタンは真ん中だけ閉めるようにします。襟の形にも種類がありますが、シングルではノッチド襟でダブルではピークド襟を合わせるのが定番です。ジャケットの縦に入っている切れ目をベントと言い、後ろの中心に入っているのがセンターベントで一番ポピュラーです。

横に入っているのがサイドベンツで、何も入ってないのはノーベントと言われます。ノーベントは冠婚葬祭用に向いています。たくさん種類のあるスーツではシチュエーションに合わせた使い分けが必要です。

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